Artist's commentary
童羅vs吸血鬼ケステル②(SS付き)
透明な体に無数の芋虫を宿した怪物から枝分かれしながら伸びる腕、
その先にひとりの少女が捕らえられていた。
手足を掴まれ高々と掲げられた体には下着すら無く、幼い裸体が余す所無く曝け出されている。
かつて彼女が着ていたと思しき学校の制服であったろう物は細切れになって散らばっていた。
「…つ…、くぅっ……はぁ…ぅぅっ……」
苛む責め苦に耐え忍ぶか細い声。
少女の恥毛すら生えていない股間に、大きな芋虫が潜り込み蠢いていたのだ。
性交経験など無い彼女の淫裂は無残にも異形の怪物によって踏み荒らされていた。
芋虫は粘液に濡れ光る体を出入りさせながら小さな足で膣壁を傷付けぬよう絶妙な力加減で掻き回す。
「…ふむ、漸く濡れてきましたか…」
異形が呟く。
未発達ながらも、彼女の体の防衛本能が自らを守る為に潤滑液を分泌し始めていた。
それはもちろん快感によるものなどではないのだが、この怪物にとっては充分な成果であったらしい。
「これであなたも、子供を卒業…ですな」
満足げな声に応える力は少女には無かった。
「は…ぅっ…く……はぁ…ぁぁ…」
ただこの地獄が一秒でも早く終わるのを願っているだけ。
しかし祈りはどこにも、誰にも届きはしなかった。
異形から新たに生え伸びて行く触手の先端には、少女を責め立てているものより一回り程小さな芋虫がいた。
ゆっくりと音も無く近付く触手を視界に捉えた少女の目が恐怖に見開かれる。
一瞬、逃れようともがくもそれが無意味だと悟り、悲鳴を上げることもできず黙って行方を追っていく。
足の間を通り過ぎ先端が見えなくなったところで異形が囁いた。
「…卒業と、あなたの13歳の誕生日を祝って、ひとつプレゼントを差し上げましょう…」
理解する前に背中を冷たい感触が襲った。先程の芋虫が貼り付いているのだ。
それは粘液を滴らせながら背骨に添ってじわじわと下り尾てい骨を経て尻の間へと滑り込んできた。
「…お友達よりも、一足お先に大人の仲間入りをさせてあげますよ…」
その言葉が終わると同時に芋虫が少女の肛門へと潜り込み始めた。
どうすることも出来ぬままあっと言う間に穴を押し広げられ、直腸へ侵入されていた。
「かはっ…ぁぐ、ぅんん、ぁぁ………」
二つの穴を二匹の芋虫に蹂躙され、ついに少女の意識は闇に落ちた。