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Artist's commentary
「美鈴、じっとして」
「はい?」 「胸元に埃が付いてるから取ってあげるわ」 「いえ、自分で取りますけど」 「無理ね。今の貴女のレベルで除去するのは不可能よ、闇の深淵に取り込まれるだけ。私に任せて、我が命に代えても取り払って見せるわ」 「はぁ。何言ってんだこいつ」 「よいしょ、よいっしょ」 「何で埃取り払うだけなのに恋人の距離になってるんですか?」 「恋人だからよ何言ってるの?それにこうして貴女を優しく抱きしめてお互いの体温を感じ合う距離にならないと埃を見失ってしまうでしょう?ほら、私近眼だし」 「見失うくらいの埃ならそのうちすっとびますよ」 「美鈴、その慢心が命取りよ」 「何言ってんの?……まだ取れないんですか?その付いてるかどうかも定かではない埃とやらは?」 「まだ取れないわ。んしょ、んっしょ」 「まあ無駄に密着して無駄に顔擦り付けてるわけだから逆に埃付くと思うんですけどね」 「安心しなさい、私さっき一切埃付くなくなる魔法使ってきたから」 「ならそれで取ってくださいよ」 「MPがなくなったから無理よ」 「そっすか。てかパチュリー様に埃付かないなら取ることも不可能じゃないっすか」 「大丈夫、確かに埃に対する摩擦係数はほぼゼロだけど、貴女に対しては通常通りだから弄ってたらそのうち取れるわ」 「あっそ、まだっすか?」 「まだまだね……くっ、何てしつこい埃なの……!?」 「しつけーのはオメーだよ。もういいです、私服着替えてきますから」 「!!待って、着替えるなら私も行くわ。美鈴の隠された柔肌も埃まみれかもしれないもの」 「じゃあシャワー浴びますから、帰ってください」 「それには及ばないわ。一緒に入りましょう」 「助けてお嬢様」 ……というわけで次はめーレミ描きます! ■9/8 ランキングどもです