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Artist's commentary
[ふりさけみれば天花のわらう]マルゼンスキー
徐々に明けていく元旦の空。
頬切るような冷たい空気。
厳かな音楽。
雪と墨。
――そして駆けるウマ娘。
ぼんやり見惚れていたところに、
花と声とが降ってきた。
「あらゆるすべての者たちのため、
祈りましょう。その心のままに
――どこまでも、駆けていけますように!」
女神のように神々しい。慈悲深い。
たおやか。きよらか。
そんな声。
ただ、それと同時に……。
『ここまで来て、走って来て、
道ならあたしが照らすから。
その代わり――待たせちゃイヤよ?』
そんな、
いたずらっぽく誘う声もした気がする。
気のせいかな。
気のせいだろうな。
でも――
走ってみようかな、
あなたがそう言ってくれるなら。
不思議とそんな気持ちになった。

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