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Artist's commentary
君に命が宿るまで
ピュグマリオンの神話をモチーフに、石に命を吹き込む天使を描きました。
石は永遠性を示していますが、それが生を受ければ有限で儚い存在に変わってしまいます。それでもなおそこに自らの理想の姿を作り出そうとする行為には尊さがあり、ある種の傲慢さも含まれているのかもしれません。
そうした創造という行為それ自体のもつ輝きに、「かわいい」と呼べるようなひたむきさがあると考え、不可能を可能にするというモチーフと合わせて表現しました。
また、たくさんの作家の方々によって生み出される「かわいい」への敬意を込めて制作いたしました。