
Artist's commentary
Pt別荘日記:信じてもイイかなって
■コウキ君に記憶が戻り…… ■一瞬目が点になってしまったあたし。多分、池のコイキングのように口をぱくぱくさせてるんだと思う。そんなあたしに構わず、コウキ君は続ける。「……浮気しない、っていうか、今のボクだとする機会がない、ッて言う方が正しいかな^^;」 ……コウキ君が何を言ってるのかさっぱり分かんない。分かんないんだけど嬉しかったり、意味不明な分、謎だらけで、今のあたしはすっごいへンな顔だと思う……>< 「そだよね、何言ってるかわかんないよね^^; うん、それでいいんだと思うよ」 コウキ君は、おろおろしてるあたしの手を取って“隣に座れ”って指示。う、うん、座る座る! ぺたん 「ヒカリちゃんは次期チャンピオン候補だよね」「う、うん」「そうなんだよ、ヒカリちゃんが最初にシロナさんに勝った世界なんだ、胸張っていいんだ」「へ?へ?」「分かんないって顔してるね^^; いいんだよ、“ここ”じゃヒカリちゃんのが正しいんだから」 分かんないッ!分かんないよッ!? 「このかぶり物を見て複雑な気持ちになった、ッて言ってたけどそれはきっと既視感ってヤツでいいんじゃないかな。もしくは前世の記憶とかさ」 そういって、……すごく自然にあたしを腕の中に。「“やっぱり”ボクはヒカリちゃんが大好きだ」 ! 気持ちが溢れてきて……愛しくて懐かしくて狂おしくて……。コウキ君が言うように前世で何か……とかロマンチック、かも。コウキ君ってこんなにジゴロだったんだ、とか感じつつも信じてもイイかなって思った。だから彼の唇に確認のスタンプを押したんだ———— 次の話【pixiv #5127954 »】前の話【pixiv #5064138 »】 ■最初の話【pixiv #1708805 »】 ■次回最終回 ■[追記] ようやく……ほんとに! スタンプ表現……ロマンスですもの! 色/チルット/まだ色……大丈夫です^^ それとない気遣いでしょうか? 10代前半……最近の若いモンは——うらやましいのぉ