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Artist's commentary
The Nth Banquet
「こ、このような上等なものを自分にで御座りますか……!? 犬田小文吾ヤスヨリ軍曹、此度の贈り物に、恥ずかしくないだけの活躍を果たすべく、一層日々の訓練に励み申す!!」
「イーヤホーウッ! 天にも昇るように嬉しいぜ、我らがスペルエストレージャ! 今日から毎晩、コイツを抱きしめて寝たいくらいさ!」 学園軍獄にて日々、軍務に身を捧げるヤスヨリとオンブレティグレ。 そんな彼らを見て、指揮官テスカトリポカはこう考えた。 こうして兵たちから自己犠牲をただ享受してばかりでは、その忠勤も報われまい。 何より「誰より捧げる者」として面子が立たぬ、やられたらやり返すべし。 そんな経緯で指揮官から2人に突然与えられた捧げ物、と言う名の褒美。 1人は喜び戸惑い、もう1人は喜び勇む。 そして兵士たちはまた、それに見合う忠勤を捧げようと次なる戦場へと繰り出してゆく。 まるで合わせ鏡のような終わらない闘争がまた、始まるのだった。