
Artist's commentary
王女様の秘密
*おおっと*
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今日もまた、秘密の部屋で一人、儀式を始める。
男である事を母と乳母以外に知られるわけにはいかなかったからだ。
股間へと手を伸ばし、痛いほどに天へ向かって反り返ったそれを優しく握ると、
ただそれだけで、快楽の波がまるで稲妻のように脳天まで一気に駆け抜けた。
蝋燭で照らされた薄暗い部屋に、服の擦れる音と甘い吐息が静かに響き渡る。
今では日課となってしまったこの儀式。
初めてこの現象が起きたのは、突然眩暈に襲われ階段から落ちそうになった、あの時だ。
背後にいた幼馴染の彼が、力強い腕で私を抱き留めてくれたその瞬間、
胸が激しく高鳴り、それと同時に、抑えきれない劣情が下半身を支配した。
突然の事で困惑し、ただ全身を震わせるしかなかった私を、彼は強く抱きしめてくれたが、
それがより一層、私の劣情を煽り、激しく反り返ったそれは押し寄せる快楽の波に耐え切れず、ついに果てた。
けだるさと共に、温かい何かが私の腿をゆっくりと伝っていくあの感触を未だにはっきりと覚えている。
服の擦れる音と甘い吐息が、より一層激しくなっていく。
漏れる声を手で抑えながら、細長い足を延ばし体をのけぞらせたかと思うと、王女の劣情は空を舞った。
密かに恋心を抱く幼馴染の彼に、思いを馳せながら…。