Artist's commentary
白鹭天香脱尘俗,梅林踏雪寻君踪。
白鷺の天香は塵俗を脱ぎ捨て、梅林は雪を踏んで君を訪ねる。
文案:此共三篇,本篇其一。
——白鹭天香脱尘俗,梅林踏雪寻君踪。——
又是一年初雪,每逢此日,神里小姐都会换上保暖的礼服,前往后山的梅林。赏花品雪,笑逐颜开。
在这一刻、释然神里家大小姐的身份,却也不过是个小姑娘,仅此而已。
一番游玩或许疲乏、便倚坐小亭。看着这片映入眼帘的画面、不禁失神感慨:“雪雾银妆素,桔高映琼枝。嗯…美景当前,只差一壶茶与之相衬呢。”
回过神来、再顾梅园,此次她的目标是非常熟悉的一角,在那儿有颗梅树上面挂着好些祈福签,这是作为神里家大小姐小小的任性。今年也不例外、她将事先写好的福签从怀中拿出、皓腕纤指非常熟练的便将它系上枝头。
拂开眼前的梅枝,望眼而去,隐约浮现出一个人影——那个时刻荡漾于脑海里的人影,那么的熟悉、亲切。竟有些小小的悸动……
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文案:これは全部で三本あります。
——白鷺の天香は塵俗を脱ぎ捨て、梅林は雪を踏んで君を訪ねる。——
年明けの雪もあって、神里さんはいつも暖かい礼装に着替えて裏山の梅林に出かけていた。花を見て雪を見、顔をほころばせた。
この時点では、神里家の令嬢は娘でしかない、と思っていただけだった。
遊び疲れたのか、小亭に寄りかかる。これが目に映る画面を見て、思わず失神して感慨を覚える:「雪霧銀化粧素、桔高映瓊枝。うん…美しい景色を眺めていると、お茶が一本足りない。」
気がつくと梅園だが、今度は見慣れた一角を目指している。梅の木にいくつものおみみがぶらさがっているのは、神里家のお嬢様としてのささやかなわがままである。今年も例外ではなく、あらかじめ書いておいた福籤を懐から出し、皓腕繊指で手際よく枝に結んだ。
目の前の梅の枝を払って、目を離して、ぼんやりと1つの人影を思い浮かべて——あの時頭の中に漂っていた人影は、そんなに熟知していて、親切です。小さな動悸が……