Artist's commentary
【セカイ大乱闘】ネコミセの名を以て全弟子を幸せにしよう!
これは、ガロアみたいな時代を越える才能を持つきつねさんと、其のアイドルである偏執病を患っているペット屋さんの、おとぎばなし。
ある日、きつねさんはとある招き三毛猫が解雇されたことを聞いた。
三毛猫が大好きなきつねさんは、そんな独自なる猫を失いたくないからか、自分に似て意気消沈している招き猫にペットを贈りたくなった。
ペットを買ったことがないきつねさんはしばらく考えたら、猫派じゃないと言ったくせに猫を右腕扱いさえするあのペット屋さんからペットを買うことを決めた。
きつねさんも猫派だ。
諸事順調。最初、耳無き胚子だったことを除けばですが、うまく替えられた。
でも、以降のコミュにエラーが発生した。
敢えて「ねこみみ」という単語を言わないほどの猫派であるきつねさんは、それを「ちぇしゃ猫・お燐・ミケちゃんが共有の萌属性」と言い表した。
加えて、「解読などはしません」とも言った。
翌日。
ねこみみに夢中だったきつねさんは、昨日と同様のワンちゃんをふと見た。
「違います。」ときつねさんは言った。ペット屋さんは戸惑って、「ご注文じゃないの?」
「このペットは、ちぇしゃ猫・お燐・ミケちゃんの同類じゃありません。」ときつねさんは解釈した。ペット屋さんがちぇしゃ猫を知らない様子を見て、さらに「あと5分で解読しますよ。」
ペット屋さんから「謎々じゃなくて売買してるよ」の一言できつねさんは目覚めた。自分が過まったことに気づいて始まったきつねさんは、ペット屋さんの愛猫を捕まえて「茶色の部分をこの動物の同じ部分に直してください」と要求した。
「お前の要求は、幽谷響子の耳を火焔猫燐の耳に」聞きたいことを聞いたきつねさんは帰るつもりになったが、「『ねこみみ』って平仮名4文字で言い表せるのに」
きつねさんは、半製品段階の胚子が直し難いのを知らなかった。
「言えません。」と言い訳しようとしたが、「猫耳って言えない?」
「言いたくないです。」と白状するしかなかった。確かに、ずっと「ちぇしゃ猫」を「橙」と言い表したから。でもペット屋さんはさらに怒って、「もうこの胚子を育てるまい。」
「ただ、単なる避諱なんですなぁ。」と弁解始まった。きつねさんは、「ミケ」も避諱のために「毳」に転じたんだ。
「この前何度も『毳』を使いましたのに。」「まあまあ理解できるけど、確かに理解難易度は上がった。」
きつねさんは認めたくなかった。けもみみを指して、「『この部分をお燐の同じ部分に直して、ミケちゃん色に染めてください』と言い表したら受け入れられますか?」「受け入れられない。」
これできつねさんはすっかり悟った。
「反省してます」
「謎なんてもう言いません」
「最もわかりやすい言葉で要求します」
「そうさ、我々のコラボが中止になったけど、お前が言った通りにする限り、他のペット屋さんと仲良くなれるはずだ。」
「中止」を信じられないきつねさんは、最後の問題を出した。
「もっとお金を払ったら、もしくはあなたが数日休んだら、この胚子を育て続けてくれませんか?ダメなら、またコラボできますか?」
「お前は僕が見た中で最も変な方だから恐らくコラボできないと思うんだ」と言われた。
そして、コミュは「この胚子は断じて使用しません」で終わった。
ペットショップを離れた後、きつねさんは考えれば考えるほどおかしいと思った。
「今回は初めて」
「さとり様はこの私のアイドル」
「わざとした訳じゃない」
とっくに三毛猫を大量注文することを決めたきつねさんはペット屋さんを失うことを受け入れられなかった。数日間の阿鼻叫喚を経た後、きつねさんは勇気を奮って、もう一度ペットショップに行った。
ただ、時代を越える才能の代償は何か?コミュ障であるきつねさんは、ただコラボできる関係を求めていたのに、一度「隣国相望み、鶏犬の声相聞こゆるも」という言葉に追い詰められた。
結局、きつねさんがボトムラインまで追い詰められている状況で、第一次交渉はいい加減に終わった。
言い換えると、生死に関わるテストに直面していたきつねさんは全面戦争になり甲斐がないと考えて、第一次交渉を終わらせた。
その後、他のペット屋さんからペットを買っても、アイドルのことはだんだんきつねさんの心の病みになった。
テストはやっと終わった。
「このままじゃこの私と同様の方々は気に入った店で買えない運命だ」と思いながら、きつねさんは再びアイドルを訪ねてみた。
ただし、きつねさんはどうしても、アイドルからペットを買えなかった。
長い間の意気消沈に加えて、ついにアイドルの誕生日に爆発した。
きつねさんは死を遂げた。
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ペット屋さんは偏執病を患っている。それは、特別な方々に対し差別及びアドバイス拒絶反応として表れる。
きつねさんの死後、ペット屋さんは少しも悔いてなかった。逆に、更に独断専行していた。
ペット屋さんには比類無く尊い世界唯一の妹様がいる。ペット屋さんの心きつねさん知らずの如く、妹の心姉知らず。
ついに妹様もペット屋さんの独断専行により殺害された。
「今となっては、それさえどうでも良いけれど」と口にしながら墓場に来たペット屋さんは、疲れすぎて寝落ちした。
「偏執病がなかったら、つかさもこいしも幸せになるはずなのに」
ペット屋さんはハッピーエンドを夢見た。
驚いて目覚めたら、隣にきつねさんの墓があった。
ペット屋さんもすっかり悟った。
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墓場。強い恨みでペット屋さんに化けてしまったきつねさんの怨霊は、後悔しているペット屋さんをただ見つめている。
「この私の時代を越える想いが木端微塵になって消えてった。でも、悲しくはないよ」
「さとり様がこの私のために後悔したら、他の特別な方々はきっと買いたいペットを買えるはずだ。これはこの私の全弟子への最大の貢献である」
そう思って、きつねさんは無意識にきつねサインで微笑んだ。

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