Artist's commentary
コッコロ(プリンセスレイヴ)
"この世界"に来る以前から七冠(セブンクラウンズ)には苦渋を飲まされっぱなしだった。
あらゆる伝手や財力をつぎ込みなんとか連中に近い権能を得ても、この世界の隙間、その権能で作った『何者にも感知されない空間』でコソコソ逃げ回るのが関の山だった俺は、技術者として、人間として…一生分以上の敗北感を味あわされていた。
だがある時、思わぬチャンスが舞い込んでくる。
七冠たる"迷宮女王"のプリンセスナイト──その従者を名乗る小娘。
周囲の人間から忘れ去られるという悲劇に見舞われたこの小娘が、今目の前で、無防備な寝姿を晒している。
例のプリンセスナイトの元を去り、一人あてどなく放浪の旅を始めた彼女に、俺は見覚えがあった。
まだこの世界が『レジェンドオブアストルム』と呼ばれていた頃、とある七冠の代理と称して娘がログインしていたのを知っている。それがこの小娘──棗こころだった。
──これは使える。
…結論として、この娘自身に七冠としての権能は与えられていなかった。まぁそれ故に御しやすくもあったのだが。
それでもこの世界の根幹たる人工知能『ミネルヴァ』の力の一端に触れることができたのは僥倖だった。
理解の及ばなかった部分も多分にあったが、七冠の権能の一部やプリンセスナイトのシステムなど、俺一人では到底たどり着けなかった様々な技術により、本来この世界ではありえなかったであろう"システムの改竄"にまで手が届く。その事実は俺を否応なしに奮起させた。
実験は当然、目の前に転がり込んできたこの"牝"で行う。時間も空間も、この世界では既に容易に超越可能だ。ありとあらゆる方法を使ってキャラデータと人格の改竄を行い、魂の底から屈服させる。支配する。
それは七冠への意趣返しであると同時に、何十人もの女を侍らせているあのプリンセスナイトから、一国の王女や別の七冠──覇瞳皇帝の血縁とも目される娘など、極上の牝を次々と奪える可能性も秘めていた。
年齢こそ若いとはいえ、芸能人もかくやと言うほどの上玉。"使い心地"もよく、嬌声も心地いい。
女を抱くのも久方ぶりだったし、未開発の生娘──それも七冠の娘だともあれば征服感と背徳感はひとしおだった。
アイテムリソースである"淫堕の秘石"の生成に成功したのを皮切りに、彼女への"実験"は加速度的に進行していった。
ランクアップ、才能開花、ハートの器、プリンセスオーブ、メモリーピース、専用装備…
彼女のステータスを形作るシステムを、新しいシステムで上書きしていく。
"メモリーバグ”による"洗脳開花"、
業魔の槍、邪神官の闇衣、サキュバスピンヒール…等、使用外の装備品を用いたランクアップ、
デザイアポーションを注ぎ込みながらLVを上げ、洗脳深度は落としながらも"主さま"とやらへの思慕の情も利用しながら絆ランクを徐々に下げ、逆に俺との絆を深めさせていく。
正気のまま、俺に全てを捧げさせられるよう"教育"する。
チンポで、触手で、モンスター相手で…牢獄で、宿屋で、豪奢なベッドの上で。
現実世界を下地にした"夢の世界"でも、何度も抱いた。
寝室で、学校で、屋外で、プールで、トイレで、ラブホテルで。
口も、手も、胸も尻孔も膣道も、そして小さな子宮さえも。
ありとあらゆる淫猥を、背徳を、その幼い身体に塗り込み、塗り重ね、染め抜いていく。
"主さま"、"ペコリーヌさま"、"キャルさま"。
大切なものをことごとく、自らの手で踏みにじらせていく。
"男"の首を撥ね、"女"の乳を足蹴にし、"牝猫"に唾を吐きかける──身の毛もよだつような夢を毎晩見せ、そのたびにオルガズムスを感じさせる。
強い信仰心は依存心の裏返しだ。その純粋無垢な心が歪になっていく様に、言いようのない興奮を覚えた。
そして──"暗黒開花"。
メモリーバグだけでなく、より強大な力…シャドウメモリーバグとデスパイアオーブを用いた、俺のための牝奴隷へ生まれ変わらせるためのシステムが完成した。
性快楽と俺への信仰心、元"主さま"を裏切る背徳感…それら全てを引き金にして、"婚隷装備"を手にした彼女の目には──もはや俺以外の存在は映っていなかった。
「これでわたくしの身も心も…"主さま"のモノ💔」
そういって媚毒のような笑みを見せる極上の牝は、これから起こる饗宴を思い起こさせるに十分な妖艶さをたたえていた。