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Artist's commentary
蛍の光
卒業ソングの「蛍の光」は、元々スコットランド民謡に日本の歌詞を付けたものらしいです。
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手持ちのシャツを参考にしています。
ヒメの髪を下ろしても、加えてコスチュームではなくシャツを着せたとしても、お揃いな片割れを一緒に描くことで、きっと彼女らを描いているのだ、と理解は得られやすいと思っています。趣味の話ですが洋服が好きで、色々なキャラクターも好きで、服とキャラを合わせること自体はやろうと思えば勝手に出来ることなのですが、ともすれば見る人にとっても、自分にとっても、誰を描いているのかわからなくなってしまうんです。二人組というのは、互いが互いの「認証」を担保し合う。初音ミクは単体で誰でも似せて描けるデザインのインパクトがありますが、ヒメヒナは初音ミクの次にリリースされたボーカロイド鏡音リン&レンのメソッドに近いです。金髪ソロでコスチューム無しだと苦労しますが、少年少女2人を描けばかなり近づけます。
似ている二人というのは、似ているからこそ違いに目が行きますね。リンレンなら性別で、リゼロのレムラムなら髪色と体型。ヒメヒナはコスチュームを脱ぐと髪型と髪色(あと眉毛のかたち)。絵に搭載できるメッセージって限られていますので、色の違い、性格差、二人の関係性に焦点を当てつつ、服を絡ませつつ、絵を描きたいと思いました。
またヒメヒナは楽曲などを通じて、ファンタジー性や緊張感のあるシチュエーションにも対応できる世界観を積み上げてきました。
概ねこれらの理由により、ずっと前からヒメヒナにデザインおよび被写体としての強靭性を見つめてました。
要はヒメヒナのデザインの強さにしばらく甘えたいという話でした。