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Artist's commentary
もがき疲れて
タイツぐらい簡単に抜け出せると思ったが、どれだけあがいても結局はもとのままに引き戻されてしまうだけだった。自力での脱出が絶望的と悟るまで、小一時間を要した。
しかもむやみにもがいてるうちに体力をタイツの伸縮性に奪われ、今はもう体をよじる力すらない。
夜までこのままだったらどうしよう…と思うとかすみちゃんは本気で怖くなってきた。
幸い声を封じられていなかったのでSiriであの子に電話して負けを認めて早く帰って拘束を解いてもらう手が残されていた。してもらえるかどうか以前に、かすれた泣き声をなかなか認識してもらえず、携帯に命乞いしてるみたいだなんて思うと死ぬほど情けなくなってきた。