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QVF-1とゼントランの少女・Ⅱ
「あっ」 「きゃっ」 そのバトロイドは突然現れた。追い詰められた海兵と女の子を守るかのように仁王立ち、追手に向かってガンポッドの一連射を叩き込む。不意を突かれたジハーディストらは一撃でなぎ倒され、這う這うの体で逃げ去っていった。無言のまま周囲の警戒を続けるバトロイドをあっけにとられて見つめていた海兵は、すぐにこの機体が無人であることに気が付いた。しかもどこか見覚えのあるこの機体……「お前か? お前なのか?」 バトロイドからは何の返事もない。対話機能がないから当然だが、それでも海兵はこの無人機が自分の呼びかけに応えたことを確信した。「そうか、お前、まだ戦ってたんだ。ニューエドワーズのバックヤードでくすぶってたお前が、まだ……」 (VF-19・ビショップ)『どうしたナイト、大丈夫か?!』「はい、何とか。アリス1も無事です。危ないところでしたよ。QVF-1の増援がなければやられてました」 『回収ポイント防衛用の機体を送ったが、どうやら間に合ったようだな。こっちは敵の足止めで手が離せん。しばらくそいつを使って時間を稼いでくれ。おっと、無人の旧式機と思ってバカにするなよ。こいつは対AVFアグレッサー任務で相当場数を踏んだ奴だ。戦闘アルゴリズムはなかなかだぞ』 「はい、知ってます。私の初めての部下、忘れるはず、ない……」 『(銃撃音)くそ、新手がそちらへ向かった。あと何分か持たせろ、ここを片付けたらすぐ行く』 「ナイト、了解。さあ、昔のように2人でやろう。アリス1を守れ、ナイト2!」 ■pixiv #34081031 »の続き。統合軍特務部隊及び海兵隊の共同救出オペレーション「ラスベガス」。■VFMFシリーズ「VF-1 バトロイド バルキリー」を読みながら、デルタ時代でも飛び続けるVF-1に想いを馳せつつ。