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Artist's commentary
泥眼
> 白目の部分に金泥が注がれていることから「泥眼」の名が付けられた。金具や金泥によって目が金色に施されている能面は、この世の者ではない超自然的な存在ということを表している。泥眼はもともと、「当麻」や「海人(海士)」など、女が菩薩となる役に用いられていた。しかし、乱れた添え毛や金泥が施された歯が覗くやや口角を引いた口などが、表情に妖しい凄みを与えており、後に嫉妬の炎を内に込めた女性に用いられるようになった。
参考文献
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/vm/jl2016/2016/12/f01-4.html