Artist's commentary
鬼へと堕ちる
月天。
紅く、赤く、朱く。
鮮血に染まったかの如く紅い空には漆黒の月が浮かんでいた。
闇よりなお昏い月光が降り注ぐ村に広がるのは一面の赤。
悲鳴。恐怖。暴力。絶望。
村の至る所で、声が上がる。
男の悲鳴、女の悲鳴。
前者は断末魔へと、後者は嬌声へと変わっていく。
一人、また一人と息絶え、狂い。村は狂宴に呑まれてゆく。
その中心で舞い踊るのは一体の鬼。
かつて名うての退魔師として、村人たちから絶大な信頼を向けられた退魔の姉妹の妹の――成れの果て。
村人の屠殺を終えた彼女は、人の血に濡れ錆び、刃の零れた神剣の切っ先を無造作に地に突き刺すと、本日の主菜へとにじり寄る。
「ねぇ……❤ ねえさぁん❤」
かつて仇敵として憎んだ鬼に犯され、狂い、鬼へと堕ちた退魔の妹は、華奢な体躯に不釣り合いな逸物を姉の秘所へと押し当てる。
「だ、め……鬼なんかに……負けては……」
すべての霊力を使い尽くし、なお妹を呼び戻そうとする姉に、妹が返したのは力強い挿入だった。
「ぁ、ぎぃっ!」
鬼の逞しい屹立は、未通の女陰にはあまりにも過大。痛みに慣れた退魔師の口から、反射的に悲鳴が上がる。
「ぁはっ……はぁっ❤ 姉さんの……おまんこぉ❤ こんなにイイならぁ❤ もっとはやく……犯しておけばよかっらぁ❤」
姉の悲痛な声になど耳も貸さず、鬼は精酒を煽り、飲み下しながら蹂躙を再開する。
かつて自分が、そうされたように――
変わる。
変わる。
変わっていく。
自分の身体が、妹と同じ不浄の存在へと。
子宮に注ぎ込まれた濃密な鬼の瘴気が、気高き退魔師を強引に作り変えていく。
頬は熱を持ち瞳は蕩け、まなじりを落とした牝の貌。
額からは禍々しい鬼角が生え終えたとき、そこにいたのは鬼。
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巫女鬼堕ちものです、妖艶な笑みをうかべ扇情的なピッチリ服へとなる悪堕ちも素晴らしいながら、禍々しい笑みをうかべて扇情的なボロ服を身に纏う系の堕ちものも大好きということで
後、少女と大剣(と巨根)の組み合わせって浪漫ですよねっ
素晴らしいキャプションはADUさん【user/5225493 »】から頂きました、ありがてぇっ…