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Artist's commentary
「とっておき」
名も知れぬ風花。風が軽く撫でただけでその宝石のような透き通った花弁を散らし、
それに紛れて自らの子孫を残すという種なのだろう。だが、誰もその名前を知るものはいない。もしかしたら花を統べる彼女であれば名前くらいは教えてくれそうだが、面倒なことにしかなりそうにないので、触れないでおこう。今はこの「とっておき」を見た彼女の反応が楽しみだけど、まだ彼女の顔を覗かない。この幻想的な光景を楽しむのに静謐以外の音は無粋だと思っているからだ。 ■最近がっつり描くことがなかったんでいろいろと検証しながら手探りで発狂しそうなサイズで作業してたんですが、想定と加工段階でまったく違う絵になったのは初めてです。本当はもっとレンズフレアとか適応されるはずだった絵がいつの間にこんなことになってたりしました。 ■ちなみに作業サイズはフルHDの5倍という頭おかしいサイズでやってたんですが、SAIが「頭フットーしちゃうよおおおおお」って編集ひとつやるだけでやばいことになってました。正直やりすぎました。