Artist's commentary
【冬闘乱2015】水渡トウカ・水渡ハルアキ
流るる水の澄みたる底ノ主
---■水渡トウカ(みなと・とうか)pixiv #50660967 » pixiv #47249457 » pixiv #43844621 » pixiv #39935020 » pixiv #35948519 »
■3年生/164cm/一人称:私 二人称:あなた・~先輩・~さん・~くん
夏休みに実家の神社に戻ってすぐ昏睡状態に陥る。休暇のほとんどを眠って過ごし、夏休みがあける直前に無事覚醒した。本人はずっとあたたかい水底で眠る夢をみていたらしく、心地よくも、どうしようもなく寂しく悲しい気持ちだったのを覚えているとのこと。夢の中で何か心境の変化が生じたようだが、詳細については弟にも語ろうとはしない。
昏睡生活による体力低下はほぼ取り戻すも、三重の神道系大学を目指すため座学に集中、3年間最後の闘乱祭への参加は辞退した。が、正式参加を辞退しただけであり、拵の新しくなった心剣をこっそり試したくはなっていたかもしれない。年齢のわりに豊満なバストには好奇心も詰まっているのだ。
■心剣:流るる水の澄みたるさまなり(ながるるみずのすみたるさまなり)
斬ったものの陰の気を断ち祓い、激情を鎮め、「水に流す」。切れ味は使い手の意志の強さに依存。怨魔を斬ることに特化しており、人体を直接傷つけることはできないが、怒気などの激情や闘気を削ぐ。また、心体両面の「痛み」を和らげる効果が微かながら発現したようだ。自分の足元に水たまりを展開し、その範囲内では心剣での斬撃と同様の効果をもたらす。以前は刀身のみの顕現で本人の手を離れると霧散していたものに拵ができ、他人に触らせることもできるようになった。ただし本人以外が持つと見た目通りの重量級。常にほのかに螺鈿がきらきらしている。
---■水渡ハルアキ(みなと・はるあき)pixiv #50661070 » pixiv #47249726 » pixiv #43845484 » pixiv #39935020 » pixiv #35948399 »
■3年生/178cm/一人称:俺 二人称:あんた・お前・君・~先輩・~さん など相手による
姉が倒れて気が気じゃない夏を過ごし、色々あって一皮二皮剥けた模様。歳不相応な含みのある表情を不意にするようになった。姉が倒れた後に見るようになった夢の内容が彼にとっても大問題で、彼女を昏睡から回復させる手がかりになったらしいが、その内容については頑なに誰にも語ろうとしない。見舞いに来てくれた友人たちpixiv #53770530 » pixiv #53774084 » pixiv #53912262 »にとても感謝している。
東京の神道系大学を目指すため座学に集中、3年間最後の闘乱祭への参加は辞退した。髪を切った姉に代わるように、元々(ずぼらで)伸びかけていた髪を伸ばしはじめ、青いリボンは彼女の使っていたものを譲ってもらった。シスコンここに極まれり。
■心剣:水底ノ主(みなそこのぬし)
二対の黒い刀身を持つ双剣。使用者の身体能力を底上げし、切れ味は使い手の意志の強さに依存する。癖が少なく扱いやすい。刀身は相変わらず時折水気を帯びるものの、やはり触れて濡れることは無く、ほのかにあたたかみを感じる。長さは脇差程度で落ち着き、刃紋は濤乱刃となる。以前は刀身のみの顕現で本人の手を離れると維持が難しかったものに拵ができ、他人に触らせることもできるようになった。常に両手に持つ必要が無くなったので本人の機動性と利便性は上がったが、能力使用の際に身につけておく必要はあるため、冬場の厚着と共存可能な帯刀方法を知りたい今日この頃。何故なら彼は割と寒がりだからである。鞘の骨のような螺鈿細工と金蒔絵の流水は、そのものが生きているかのように顕現のたび形を変えるらしい。
---■昔話
昔々、あるところに、それは仲睦まじいふたごのきょうだいがおりました。
ふたごの姉はひとならざるものと親しみ深く、人々に願われては出向き、鎮めを行いました。
弟は姉をよく支え、ふたりたすけあって暮らしていたのです。
あるとき、荒ぶるみずちの魂に触れ、もはやかのもののかなしみは鎮まらぬと知った姉は、自ら身を捧ぐことを決めました。
人々と弟はみずちと姉の魂を慰める社を建て、祀り続けました。
姉をうしなった弟は失意し、慟哭のすえに一振の刀を生み出すに至りました。
それが水渡神社と、代々伝わる心剣能力の由緒であるということです。
■企画元:pixiv #53109772 »
大遅刻+。:.゚ヾ(゚◒゚)ノ゚.:。+゚ながらこれにて無事卒業でございます。3年間ありがとうございました!
このキャラpixiv #20876048 »のリメイクというかリベンジが出発点のひとつでした。やったね姉さん起きられたよ!