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Artist's commentary
<拒絶反応>
二度と触れられぬ流転の蒼よ。
水面に触れるか触れないかの刹那、幾千層の薄氷がこの体を、この艤装を押し返す。
それはまるで私を拒絶するようで。
重心を前へ。私と海を隔てた玻璃は割れ砕け煌めきながら水底へ。
一歩、また一歩、輝きを零しながら躰を前へ。
私は此処にいる。 私はもう血猛き戦士の棺桶ではない。
私は此処にいる。 私はもう光届かぬ水底の方舟ではない。
私は此処にいる。 私は血と肉を以って此処にいる!