
Artist's commentary
ずぶ濡れなのはさん
急な雨をしのぐために適当な木の下に駆け込む。
しばらく止みそうにない激しく叩きつける雨を見あげ、軽くため息をつく。うー困った全然止みそうにない…。私の浴衣もすっかり雨を吸ってずっしりと重く、それと同じぐらい気が重くなる。
「ママたちだけのデートです!」と笑顔で見送ってくれた愛娘と
「えぇよ、二人でゆっくりしっぽり楽しんできたらええやんw」と愛娘とは違う質の笑顔で見送ってくれた親友。
だから楽しい一日にするつもりだった。気を使ってくれた二人に感謝しながら。なのに今日のために二人で選び合った浴衣は身体に張り付きすっかり肌触りが悪く、こんなふうにした急な雨を恨めしく思いながら、先ほどよりも大きなため息ひとつ。
「あーあー。フェイトちゃんもすっかり濡れちゃったねぇw もぉ色々透けちゃってるよw」
「えっ…うそっ!?」
と自分の身体を慌てて見る。私の浴衣は黒、濡れたところでそんなに透けはしてない。
「もぉ、からかった!?」
となのはを見ると、てへっと照れ隠しで笑う全身濡れてところどころ透けてしまってる姿に思わず喉が鳴る。
…ごめん私…理性保てるか自信ないよ…。
|-゚)<なーんてね←ぉぃ
【追記】2015年8月12日の男子に人気221位いただきましたぁぁぁぶくまお星様コメントあざーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(`・ω・。)v