Artist's commentary
約束
■「━━もしも、君が」
朝日の差し込む寝台の上で、不意に彼女が口を開いた。 艶(つや)やかな黒髪と、艶(あで)やかな薄絹の肌着一枚の下の柔肌。
それが未だ弱い陽光に煌き、燐光を纏う様な姿が寝起きの眼には眩しい。 「君が、私の事を愛してくれているのなら」 そうだ、俺はこの女性(ひと)を愛している。
彼女は大学の一つ上の先輩だった。
一年半前、二輪車で走行中に飲酒運転の大型車に巻き込まれ
両手首から先を失うまでは。
「私の事を愛しているうちに━━私を殺してくれないか。」 訥々と彼女は語る。
照らされた表情は泣き笑いとも、自嘲とも、諦観にも見える。
こんな表情をする人ではなかった。 「今はいい。自慢じゃないが、美人だと言う自覚もある。
━━スタイルも、悪い方ではない、と、思う。」 綺麗なヒトなのだ、このひとは。
昔から。 ━━そして、俺にとっては。 「でも、いずれ…容色は衰えるものだ。
残るのは、満足に自活する事も出来ない、惨めな体だけだ。」
知っていますよ先輩。
「老いて、君に疎まれ、捨て置かれて朽ちる位なら。」 でも、理解しているだろうか。 「…私の事を、『惜しい』と、そう想う内に」 人は皆、老いて、朽ちて、その間に少なからず疎まれるものだと。 「殺してほしい」 そして、俺にとっては━━今の貴女こそ 「約束してくれるなら……私が、君に殺されるまで、好きにしてくれて、良いんだ。」 今の貴女こそが、理想の姿なのだ。
…俺がこのひとを疎む事は、恐らく無いだろう。
ただ、一つだけ懸念が有るとするのなら。 「お願いだ━━頼む。」 この女性(ひと)の、この姿を
『惜しい』が故に『殺したくなってしまう』衝動に
何時まで耐える事が出来るのだろうか。━━そういった懸念だ。 約束しますよ、先輩。
いつか、必ず。 ━━必ず。
■なんだこのポエムは…たまげたなぁ(ドン引き)
■ピンポイント欠損娘さん(22)が、とんでもない変態に愛されるの図。(・ω・)
やっぱ欠損って良いですよね。
ちなみに本人はいつか興味なくされる前に殺してほしいって言ってるけど
下手すると数時間以内~老衰までの時限爆弾抱えちゃう系の不憫。
でも五年くらいする内に普通のバカップルになってそう
そんでもって幸せになるといい。色々な意味で。
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