
Artist's commentary
高雄
練習。
練習の過程で気づいたことをメモしておく。
1、私の使っているモニターは、顔の位置で色が薄くなったり濃くなったり変わるので
彩色の際には正直アテにならない。
普段見てる他の人の美麗なイラストですら色映りがガバガバな状態なのやもしれない。
そうすると、自分の色塗りの基準をどこにもっていけばいいのかわからなくなる。
2、彩度だの明度だのは塗ったあとちまちまいじらない方針でいくべきだ。
悩むと永遠に悩んでしまう上に、こだわったところで
自分なり相手なりのモニターに届く際にはもう歪んでしまっているのだろう。
3、ということは他の人のイラストは、細かい色彩で判断しているのではなく、
調和だの説得力だのそういうので色を理解しているのではないだろうか。
その調和だの説得力が得られるようなメソッドがきっとどっかにあるのだ。
4、あんま細かく色を塗っても、拡大しないとわからないようなことがあるのは無駄くさい。
「主線をあえて太くし真っ黒にする」「陰唇部分にあえてキツい色を使う」といった工夫で、
小さい画像でも要所を目立たせることが出来る様子だ。意識しましょう。
5、硬めのエアブラシは服の陰影にけっこうおおざっぱに使って使える様子なので
今後ガンガン使う。
6、完成時の絵の大きさで線の最低の太さが決まる様子なのだが、
今回の絵は2000pxくらいの大きさにしないと色々なところがよくわからんので、
つまりそういう描き方をしてしまったのだ。
陰毛とかまつげとか、線の太さがモロに影響し尚且つ目立たせねばならないものについては、
完成時の大きさに応じて描き方を変えるべきかも。
印刷時どうなるか、試す環境がないのが残念。うーん。
6-2、多分、輪郭線そのものの線は細くて良いんだ。
太くすべきところは以下の数点。
表情が付いている場合の口。まつ毛や目。膝のくびれなどの体の線の要所。陰部分。女陰の要所。
表情の付くパーツは太いほうがいいかも。場合によっては手など。
7、影のつけ方についてはもっとずっと簡略化できる気がする。
ライトの入れ方全然わからん。白は強すぎる気がするが他の人どうしてんだ一体。