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Artist's commentary
肝試し
ある夏の夜、さして仲良くもないクラスメイトと割と有名な曰く付きの神社へ肝試しに行くことになった。
幸か不幸か一番手になった俺は暗い森を抜け荒廃した神社を目指したのだ。
しかし、たどりついた神社は異様な雰囲気を放っていた。
寂れていた筈の外装は派手な朱色に染まっており、その上そこかしこに張り巡らされたお札が目立っている。
思わず息を飲む。
———一体どうなってるっていうんだ?
思考に落ちそうになっていると、鈴の鳴る様な涼やかな声が聞こえた。
「ねぇ、貴方も花火をしにきたの?」
気がつくとそこには、頭に壷を乗せた少年と、幽霊の様な服を着た女性と
白く透き通った肌が印象的な可愛らしい顔立ちの少女が立っていた。

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