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Artist's commentary
新タナル装甲空母姫ノ産声
提督へ
まずは、提督の御指示に従わず先行してしまった私をお許し下さい
沈んでゆく意識の中、貴方のことをずっと想っておりました
海の藻屑となり消えゆく運命であったはずの私の身体は、今こうして敵の手中にあります
もはや時間の感覚すら曖昧になるほどの間全身を陵辱され、
本当であればあの出撃の後、提督に捧げる筈だった大鳳の純潔は、無残にも散らされてしまいました
艤装を破壊され、彼らの身体を組成する物質で全身を侵食されてゆく恐怖
そしておぞましいことに、次第にその恐怖は「快楽」へと変わっていきました
私の心の変化に呼応するかのように衣服が、恥部が、より淫らに変異してゆくのが、日に日に感じ取れました
私を捕らえた敵─あの男─は、粛々と進められる改装の合間を縫っては、毎日のように私を抱きました
彼に抱かれるたびに貴方のことを思い出し、その想いを改装によって塗りつぶされる
そうしていくうちに私の中で、あの男と貴方が重なって見えて…
私、気付いてしまったんです
どれほどの改装を施されても、貴方の事を忘れない…
その気持ちが少しずつ、揺らいでしまっていることに
助けて下さい 提督 どうか早く
私の身体が深海の快楽に染まる前に
私の心があの男の愛を受け入れてしまう前に
愛する貴方のことを 忘れてしまう まえに
わすれテ