
Artist's commentary
チ級アナルに執心(研究番号チ-51660)
当初から続いてきた大掛かりな調査研究も先週までに一段落し、研究の目的は「コミュニケーションの構築と思考理解」へ移行している。遠隔モニタリングによる記録観察が主目的となり、被験者である私は当面のあいだ研究室から出なくとも構わないということで、チ級と共に過ごす時間も一層増えた。
ところで、肉体調査研究で判明したチ級の一風変わった身体的特徴に少なからず浮き足立っていた我々のチーム内では、調査過程において“開発”をやり過ぎたのではないか、というのがモニター班と私の共通見解となっている。共同生活開始1日目から情熱的(深海棲艦においてそれが正しい感情かどうかは確証がないものの)な合体が繰り返されているのは予測の範疇であったが、尻からの粘液の排出量は鹵獲当時から約4割ほど増えたうえ、尻関連の雑学や情報吸収が妙に早く正確で、最近私が認識でき始めたチ級との共通言語も随分と尻関連に偏った内容になっている。
実際、このままの経過観察でいいのか、性欲を抑える投薬をしないと有益な情報を掘り出せないのではないか、という意見がチーム内で挙がったこともある。しかしながら「鹵獲数の少ない深海棲艦に対し、無闇にストレスをかけて情報収集が滞っては本末転倒。あくまで自然体の状態で彼女らに取り入るよう慎重を期すべし」という軍部からの通達が出てみたり、何かと便宜をはかってくれる協力的な提督がそこここにいてみたりと、深海棲艦は厚い待遇を受けている印象だ。日々の観察内容の報告に対してもこれといって否定的意見はない。ならば、このままチ級の思うようにさせておこうと、求められるまま性交を重ねている日々なのである。
それにしても、チ級のアナルは官能的だ。人類のそれとは比べ物にならない深いディテール、溢れ出る粘液、人間よりも高い直腸体温(約43度)、複雑な蠕動運動などが相まって、見た目こそ似ているが人類の内臓器官とはまったく違ったものと解釈せざるを得ない。その快楽と言ったら…たまらなく素晴らしいものだ。もし人類女性のアナルがこんな様相であったとしたら、男性は女性器に挿入することを止めてしまい子孫を残せずに絶滅するかもしれない、などとくだらない妄想をしてしまうほどに。
さて、今夜もチ級の激しいおねだりだ。まったく、開発部の連中が作ってくれる特製栄養ドリンクがなければ私の身がもたないな…ふふ。
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