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Artist's commentary
少女の願い
■アニが口にした「死に急ぎ野郎」は、かつてのアルミンの言葉に対する自白にも似た返答だった。それは訣別の言葉に他ならない。互いが互いに、もう二度穏かな日々に戻れないと分かった上で、訣別を積み重ねていく。そんなコミュニケーションの形もあるのかと、すごく胸がつまった。■結局、この少女は、どこまでも抑圧的で、何もかもを押し隠してきたんだろう。何か理由の知れない悲壮な使命や決意と、そういうものを抜きに、一個の人間としてアルミンやエレンたちに抱く好感。葛藤。■最後の高笑いは、もはや押さえきれなくなった心に渦巻く様々な感情の発露のように感じた。あの瞬間、ようやく、アニという少女の心に触れた気がした。■というようなことをぶつぶついいながら描いてました。