Artist's commentary
背徳の星帝
「話をしよう。あれはいまから2000年…いや、2012年前だったか」
◆東方邪星章より4ボス「甕星 無々夢(Mikaboshi Mumumu)」さんです。
見ての通りの純正悪魔。吸血鬼とは違うのだよ、吸血鬼とは。
◆終焉に導く程度の能力を持った星神。
人間に烙印を刻み、意のままに操ることが出来るという恐ろしい能力の持ち主。
しかし、それすら能力の一端でしかなく、星落としや洪水等ありとあらゆる様々な厄災を引き起こすことも出来る。
◆幻想郷においては毎年年末年始に天運を賭けて霊夢が戦っていた金星=天香香背男(三月精参照)だが、その姿さえ世を忍ぶ仮の姿。
その本当の正体とは…。
◆デザイン的なこと…
子鬼と揶揄される悪魔+和服というアンバランスな衣装が特徴。
本来の翼に加えて羽衣や腰帯が彼女の本性である6枚の翼をイメージさせている。
幻想郷に馴染むため少女の姿をしており胸も平坦だが、そもそもこの姿も仮のもの。
彼女にとってはまったく別人になることも朝飯前で紫色の肌になったり尻尾を生やしたり、人外の姿になるのもお手の物だったりする。
中でもドラゴンや大蛇に化けるのが得意だとか。
スペカカットインでは炎を操っているがこれは彼女の刻印である666を暗示している。
奇しくも日本では三つ巴の紋とも呼ばれ轟雷=天災のシンボルとも見られるため、気に入って取り入れたようだ。
◆わりと色黒な感じですが、企画段階ではもっと褐色だったり紫肌だったことも。
ボロ布を纏っていると思いきや、着物の下にはいてるのはプリーツスカートだったりとわりとオシャレ好き。
各地を放浪していた際も場所に合わせた衣装をいろいろ着ていたらしく、TPOに合わせて装いを変える柔軟さを持ち合わせている。
ちなみに外界では黒シャツにジーンズという格好をしているとかいないとか。