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Artist's commentary
「にわかびょいんびょいん」
「私はニワカじゃあない。どちらかと言えばお前がニワカよチャンピオン風情が」 「びょいんびょいん」 「王者とニワカチャンピオンで何が違うのか教えてやろう。格さ」 「びょいんびょいん」 「……ねぇ、さっきから何で私の髪の毛引っ張ってるの?」 「びょいんびょいん」 「……楽しいの?」 「びょいんびょいん!」 「そう、楽しいんだ。王者は寛容だからニワカの戯れに目くじらを立てたりはしないけど」 「びょいんびょいんさわさわ」 「!?身体撫でないでよニワカ!!このっニワカ!!」 「びょいん……」 「あ、いや大声を出してすまない。しかしいきなり身体を撫でるとか俄かには信じられん、ニワカにもほどがあるぞ?もし王者の私でなくニワカ相手にそんなことをしてたらニワカ同士ニワカらしいニワカ裁判に発展してやにわにニワカにお縄になっていたかもしれないんだからな」 「びょいんびょいん……」 「ああ、これから気を付けるならいいさ。ニワカは慎ましくないとな」 「びょいんびょいん」 「ふ、たまにはニワカとの語らいも悪くない」 「びょいんびょいん、くんくん」 「ん?どしたの?」 「びょいん、知らないシャンプーの香り、びょいん」 「……全くこれだからニワカは……まあ、ニワカは知らなくても仕方がないか」 「びょいん、これどこの?」 「メ○ットさ。メリ○トこそ王者の洗髪剤よ。ニワカとは洗髪剤から格が違うわ」 「……ああ、昔父さんが使ってたアレか。アレ使ってる人父さん以外にはじめて見た……まあそれが好きならいいのかもね……」 「王者的冗談だから!!!そこで素に戻るなニワカ!これだからニワカは!!にわか雨のようなニワカだなお前は!」 「にわかじゃない、私は照。照って呼んで」 「え!?う、うん。……て…………、てる///」