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Artist's commentary
おのれ土蜘蛛
まだ五月ですがもう大分暑くなりましたね、地霊殿は既に相当暑いらしく、避暑のため地上の湖へとやってきていました。みなさん水着姿になられる中、黒谷さんだけは普段通りの暑そうな格好のまま遠巻きにみなさんの様子を眺めているだけでした。そこへ通りがかりの河童が話しかけてきて、泳がないのならこのスイカをやるから一緒に食べないかといいました。やけに馴れ馴れしい河童の態度を訝しげに思いながらも黒谷さんは差し出されたスイカを受け取りました。すると河童は「見てるだけで暑苦しい、訴訟」といい黒谷さんの服を掴んで持ち上げようとしました。しかし、黒谷さんの翻ったスカートの中身を見た途端、「…侮り難し」と呟き去って行きました。突然の河童の行動を理解できなかった黒谷さんはどうしていいか分からず結局何もしないまま地底へと帰ってしまいました。