Artist's commentary
"Hey, Yayoi?"
「ん?なぁにあかねちゃ、って何でプリキュア状態でしかもプリンセスフォームなの!!?」
「気にせんといて」
「気にするってば!!何なのその髪型!こないだも言ったけどやっぱりリボン結びとかキューティクルに負担かかるよ!!今すぐやめないとヤバイよ!!」
「そう言われてもしゃーないやん、勝手にこうなるんやから」
「あ、現在進行形で禿げてる」
「うそっ!!?!?」
「あ、今のびっくり動作で髪の毛数百本抜けた」
「う、嘘や!!!」
「うん、嘘だけど……そんな不安がってるなら最初から言えばいいのに」
「せ、せやけど……」
「まあ私はあかねちゃんがスキンになっても愛し続けるけどね」
「へ!!?そそそんなん言われても、うっ嬉しくなんか全然ないし///てか!それ以前にウチが嫌やスキンなんて!」
「尼さんと脱毛した人に謝って」
「あ、ご、ごめんなさい……」
「うむ、よろしい。で、私に何か用?」
「あ、えっと、何やったっけ?……あ、そや!やよいは家庭科部とか漫研入っとんのにあんまそこらへんの話題聞かんな?漫画も一人で描くシーン多いし」
「あー、うん、周りが生物学的にも知能的にも低レベル過ぎてね、そろそろ辞めよっかなって。認知的閉鎖ってやつだよね。脳のキャパが違うよ」
「何様やねん」
「嘘だよ、というか今考えた設定だから。でもそれっぽい気もするよね」
「それっぽい気がしたらダメやろ。てか何や、また嘘かいな?あんま嘘ばっかついてるとホンマに嫌われるで?」
「あかねちゃん以外になら嫌われても別にいいよ。あかねちゃんと居ればウルトラハッピーだもん」
「えっ……///で、でも、ウチだって嫌いになるかもしれへんし……」
「ふーん。あ、そういえば私が部活出てるシーンがない理由はね、あかねちゃんと一緒の時間が減っちゃうから、だよ」
「その割にはウチの練習あんま見に来ないやんけ」
「うん、嘘だもん」
「む……何やねん自分?最近ウチに対してはえらいイジワルやな」
「だってあかねちゃんと居るときは猫かぶりたくないんだもん。これは本当だよ?」
「……やよい///」
「ふ、恋の炎で心まで焦がしてあげるよ、あかねちゃん」
「調子乗んな燃やすぞ可愛いやっちゃな」