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Artist's commentary
終業式の思い出②
ー終業式の日。
午前中に終業式が終わって、帰宅後に近所の河川敷を通った時に名前を呼ぶ声が聞こえてきた。声の方に目を遣るとめぐみたちの姿があった。
「ユウくーーーん」
気恥ずかしくなるほど大声で名前を呼んでいるのはめぐみの一番の親友の志村だった。
「何してるの?」
僕がめぐみたちに声を掛けると志村は「ひみつ」と言ってクスクスと笑っていた。
「話し込んでただけだよ」とめぐみが釣られて笑う。
「『二年生になっても同じクラスだといいね』って話してたの」と二人で顔を見合わせる。
すると志村がおもむろに横にずれて、二人の間にできたスペースをポンポンと叩き「ユウくんもここに座って話そ」と誘ってきた。
僕が顔を赤くして困惑する様子を見せると二人は笑った。
志村はだいたいこんなヤツだ。思わせぶりな態度で揶揄って相手が困っている姿を見て歓ぶ変なヤツ。
僕が頭を掻いて立ち去ろうとすると「ユウくんも同じクラスになれたらいいね」と言って二人は手を振っていた。

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