冬木に来るまで、若輩の魔術師は意気込んでいた。自分には覚悟があり、この戦いで己の価値を証明できると。
しかし悍ましい惨状を前に、その心は見事に打ち砕かれてしまう。彼は魔術師である前に人間であり、未熟者だった。
胸に苦い記憶を刻みながら、敵の根城を後にする。
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