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Artist's commentary
ノリンコ・86S
現在の人民解放軍の主力小銃は95式/95-1式系列からなる国産ブルパップ式小銃ですが、それらの嚆矢となったのがこのノリンコ86S自動小銃であります。
大型のキャリングハンドルとその中に配置されたコッキングハンドル、どこかで見たデザインの折りたたみ式フォアグリップを備えた姿は一見するとなんだか近未来的なデザインに見えますが、よく見るとうしろ半分はAK、というかおなじみ56式小銃のレシーバーをそのまんま前後ひっくり返しただけのお手軽設計になっているのが特徴です。
機関部がAKなので排莢方向の切り替えは不可能、射撃モードもセミオートのみ、表面仕上げもちょっと雑な感じと輸出先でウケるように作ったイロモノ銃という感じもするんですが、その割にちゃんとバヨネットラグがついてて着剣可能だったり、専用のショートマガジンも丁寧に作ってたりしてるのである程度は人民解放軍にも納入されてブルパップ式小銃運用の参考にされてるような気がしなくもないですね。(適当)
これと似たようなコンセプトの鉄砲にフィンランドのバルメM82というライフルがあるんですが、こっちも機会があれば描きてえなぁって…