
Artist's commentary
私の存在はとても幻想でした
― 誰もいない世界でたった一人、口紅を差していました。
彼女は自分自身の正体を見失ってしまったのかもしれません。
真実を映すはずの鏡でさえも、今は幻想を映すばかりでした。―
本当は友達を作りたい、皆と仲良くしたい
ぬえの孤独な気持ちを絵で表現したいと思いました。
この世界では美しいものだけが、その正体を幻想にするのでしょう。
ぬえは自分さえも、その能力によって未確認の物体に変えてしまったのです。
■この作品は2014年12月に発行されました星蓮船フルカラー画集「東方蜃気楼―星の書― 一蓮托生」に収録されたイラストです。
■恒例チルノを探せのコーナーです。今作にもチルノが隠れております。難易度は不明です。見つかるとちょっぴり正体不明になります(当社比)