Artist's commentary
祝!
今回の代表は戦術がぜんぜん浸透してなくて弱っちくて、こりゃ期待するだけ無駄だわと思っていたけど、イングランドとの親善試合前に君が代が流れたとき、「ここまでの経過がどんなにドジでのろまなカメであろうとも、この檜舞台で日本の名に恥じる戦いは許されない」と思い、応援することにした。親善試合も釣男がドログバの腕を破壊したりでわやくちゃだったけど、本番では負けるにしてもはやぶさのように次回につながる美しい散り方なら文句はない、やったれやー!とTVの前で気合入れつつ見て、1点ビハインドの状態でチームの心臓ソングが出てこれないような問題のあるチームに負けるかよ、あとは釣男を抑えるだけで勝つ!と背番号4の動向にはらはらしつつ勝利。団結力の差が勝敗を分けたぜ、と手ごたえの勝利。オランダ戦は0-1の最少失点で上出来の敗戦、グループ最終戦は有利な状況に。これはいけるぞ、と飯食ってすぐ寝て、23時に起きてスロバキアVSイタリア見て、クァリャレッラのは大会ベストゴールに入るんだけどなあ・・・と思いつつ作業しながらデンマーク戦で、オルセン考えてきてやがんな、トマソン張り切ってるしちょいヤバめ、と思っていたら本田の超ド級FKが決まって一気に風向きが変わってまたFKで、実況は本田本田言ってるけどバッカこの距離はガチャピンだろガチャピnキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!でなんか日本に神様かなんかついてんじゃね?と思うくらいの展開で、あとは後半のベントナーベントナーベントナー大作戦をいかに防ぐか・・・と思っていたけどこれはあらかじめ想定内で次々跳ね返していってクロスバーもトモダチで、トマソンの代表最多タイゴールはせめてものはなむけということで、最後にきっちり取り返し、ホイッスルの瞬間「よーしうむうむよーし!」と思わずた○ばさん入ってしまったくらい素晴らしい試合でした。そして試合後コメントに呼ばれてちょこんと座っていた遠藤のすまし顔で超ふいた。
この大舞台で1試合にFKが二本決まるという信じられないおいしい展開だったけど、なんかそういう日本を護るような雰囲気があった。本田が試合後に「なぜかあまり喜べない」と言っていたけど、そういう雰囲気に包まれていたせいかもしれない。今回は欧州勢がおしなべてガッカリなのも追い風。たぶんあのブブゼラの虫みたいな音が我慢ならないんだろう。西洋人の脳は虫の音を騒音としか認識しないと聞いたことがあるけど・・・となると虫の音を愛でる日本人には大きなアドバンテージよ喃。いやでも蝿は嫌だけど。
そして土俵際でどっかの青いチームのように崩壊せず団結できるのが日本人の特性(フランスは監督のMr.BATERからして問題アリアリだったけど)。負けに負け続けて精神的に追い詰められたことがそれを発現させた。選手は非常に非常によーく頑張ったけど、それを支えたのが日本人の血というものだろう。これぞ「日本」の勝利。
「専守防衛、流れ弾が当たっちゃったらごめーんね☆」な自衛隊サッカーも徐々にこっちから手出しができるようになってきたけど、これ以降どこまで通じるか・・・正直南米勢には分が悪そうだけど、まあ、いけるとこまでいったれー。でもこれが日本の基本戦術になるのはノーサンキュー。今回の戦術はあくまでも緊急避難用ということで。こんな戦術はこの状況下でしか成立しえない。W杯が終わったら冷静に判断してほしいところ。W杯後といえば、この極度の緊張から解放されてバーンアウトしてしまう選手がいたりすまいかと思ってしまうけど、今は目の前の試合に全力を投入するしかないし、それを応援するしかない。
個人的にはコマちゃんが攻守に実に安定したプレイぶりで見てて楽しい。デンマーク戦でも粘り強い守備はもちろん松井のシュートの起点になったサイドチェンジ、ドリブル突破からのシュート、流れの中でゴール前に進出したり、岡崎のゴールのときもファーにしっかり詰めていて真っ先に岡崎に抱きついたりと90分間右サイドを上下動しまくって天晴れの出来。女手ひとつで自分を育ててくれたお母様のために、もっと雄姿を見せてあげてほしい。
これまでに印象に残ったこと:
*河本とトルシエが並んでる状況
*蝶おいしいイグアイン
*ポドルスキ暗剣殺
*セルビアDF陣の手
*セルビアGKストイコビッチ試合後コメントの同時通訳
*オランダ戦のスタンドに一瞬オランダ妻が映ったような気がした
*ファム&イーリー再開と聞いて
*朝○の実況解説うっとうしい
*審判無双
*フランス
*モリシの解説が山野さんに似すぎてる件について
*JT人間魚雷
*興奮するカペッロ
*マリー&ガリー面白い
*プレイが真面目になったらシュートも正直になった大久保
あ、また長くなった・・・というわけでおくうです。
左手になんか持ってますが、たまたまメール着信でうらごろしのテーマが流れてきたので・・・