Artist's commentary
ストライプ・バック!<PGPG#01>
おそらくはどんな話題でも良かったのだ。ただ、その時その街のどこかで誰かがしたのが、<下着の好みについて>という話題に過ぎなかっただけなのだ。退屈を抱えた少女たちの心に滑り込んだその話題は、加速し過熱し熱狂を呼び、少女たちは自らの好む下着を身に着けて街へ出た。
<流行>は加速する。<流行>とは少女たちにとって己の存在意義に等しいものであり、自らを飾り誇るため、最初から長くはなかったスカート丈は急激に短くなり、なかにはスカート自体を脱ぎ捨てた者すら現れる。<流行>の過熱。同好の者達が集う<チーム>が各所で作られ始める。<PG>――パンティギャング・ピュアガールズの誕生。熱狂。やがて起こる<チーム>同士の衝突と抗争。こうして街は艶やかな下着と若々しい脚線美に彩られるようになった。街は少女たちの舞台となり、戦場となったのだ。
■そして島原シマコ。白川<委員長>ミズキと共に<しまぱん>チーム<ストライプ・ストライクス>を結成し時代を築いた伝説のPG。義弟との許されざる愛の道を選択し、一度はチームを去った彼女だったが、かつての盟友<委員長>の負傷とチーム<レース・オブ・カラー>の急速な勢力拡大によるストライプ離散の危機を知り、再びしまぱんを穿くことを決意する。ストライプ同様カラーズによって窮地に立たされていた幼女チーム<アニマル・プリンターズ>との同盟締結を手土産にシマコはチームに復帰、一気にストリートの表舞台へと返り咲いたのだった…!!
■『しまぱん』というキーワードで何を描こうかなと考えた結果、気がつけば上記のような設定が出来上がっておりました。おそらく気恥ずかしくて直球を投げられなかったのが原因だと思うのですけど、かえって恥ずかしい感じになった!
■真ん中のひとがシマコさん。ど真ん中の?ツンデレさんでございます。