Artist's commentary
wa2000
WA2000が任務中に鉄血の新兵器の攻撃を受けてしまった。
驚くことに当時は物理的な被害が出なかったらしいが、帰還してから数日、彼女の様子がどうもおかしい。
「指揮官…」
WA2000が名前を呼ぶが、振り向く指揮官の眼差しは正常ではない。なぜなら、普段の彼女の性格では想像もつかないようなブラジャーを着けていて、Yシャツから透けて怪しい光沢を放っているからだ。
過激で、どうしようもなく下品なショッキングピンクの下着が指揮官の目線を引き付ける。視線をすぐに逸らすが、淫猥な輝きが頭から離れない。更に彼女は人並外れた…豊満な胸の持ち主であり、膨らみに沿ったピンク色の陰影が彼女のバストを余計に際立たせる。
「…」
WA2000の放つ色気にあてられて、指揮官の息遣いが荒くなり始める。彼女のむせ返るような色香が判断力を瞬時に溶かす。いつの間にか下半身は理性に反し、生殖行為をさせろと言わんばかりにはち切れそうなテントを張ってしまっていた。
そして、判断力の消え失せた手がWA2000の胸に伸ばされ、触れてしまう。返ってきたのは拒否でも肯定でもなく、消えてしまいそうなほど微かな彼女の嬌声だった。
「ぁぁ…!!!」
とうとう指揮官は我慢の限界を迎え、抑えていた生殖本能を爆発させるかのように力強く抱き締め、彼女の全身を弄る。普段から見て見ぬふりをしていた凶悪な胸、太腿、全てが手に入ったような錯覚に陥っていた。
…
任務など手につくわけもなく、WA2000の身体を思うままに貪り、犯し尽くす。何日も、何日も性交に没頭する。
こうして司令部の毎日は間抜けにも過ぎてゆく。できるはずだった防衛も、鉄血への侵攻もできず、脆弱になった拠点は襲撃され、失われる。命令を無くした戦術人形など、鉄血の敵ではなかった。
この展開こそが、鉄血の新兵器の狙いだった。戦術人形の脳内を書き換え、指揮官の欲情を誘うよう仕向ける洗脳プログラム―
「傘」ウイルスの悲劇に続き、いくつもの司令部を機能停止に追い込んだこのウイルスは、「盛」ウイルス(さかウイルス)と呼ばれるようになる…
END