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Artist's commentary
とある住人の手記
このマンションに来てから毎日怯えながら生きていた
逃げ出そうとしても帰る場所などこの身にはないこのマンションに来る者は皆そうだ
せいぜい出来る事はマシな死に方を選ぶ程度、なんとも愉快な話だ
ただただ逃げて逃げて逃げて生きながらえるだけの乾燥した日々
そんな中…私は天使と出会ったのだ
フレンズ
そう呼ばれる存在がこのマンションには居る
奇抜な衣装を着た少女だが例外無く人外の力を持つ存在、一言で言って怪異とそう変わらない
幾ら可愛く人当たりが良くても大人と赤子以上の力の差のある相手と誰がお近づきになりたいだろうか?
そうして彼女らとは交流を持っていなかった
が、今思うとそれは全て建前の拒絶だった
同じ人同士でも交流をすれば危険はある
ならば心根の優しい彼女たちと付き合う事はむしろ安全だろう、私は単にこのマンションに怯え心を閉ざしていただけだ
それが今はっきり解る、彼女の済んだ瞳と軽快ながらもこちらを心配する態度、一体なんの恐れがある事か
見上げるこの胸の内に沸く安堵と熱
まるで太陽かと見誤らんばかりだ…
私は今日命を救われただけでない、心まで彼女に救われ奪われたのだろう
とある住人の日記「天使に救われた日」より
申し訳程度のアラマン要素(説明文)