Artist's commentary
皇子と愛人
敵陣のど真中の夜営地。
前線では皆が戦っているってのに、設営されたテントの中で、真っ昼間から行為に及ぶ、皇子とその愛人。入り口には見張りの兵士が居るが、皇子は気にしていない。むしろ周り全てに聞こえるように、激しい行為に及ぶ。
「い…いけませ…!あ…!あ…っ!き…、きこえ…!ちゃ…」
「聞かせてあげればいい、ほら…もっと、その可愛い声を…!」
「あぁあ…っ!」
ぱんっぱんっぱんっ!
どんなに声を押さえようとも、くちゃくちゃと愛液の混ざる音や、肌のぶつかり合う音は防ぎようが無かった。
雷神イシュタルの、甘い喘ぎ声。
周りに居た全員が、固唾を飲んでその響きに耳を傾けていた。