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Artist's commentary
【PFLS】乱戦、そして氷炎怒涛【灰色熊の戦い】
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灰色熊城攻城戦、それは史上稀に見る激しい攻城戦であった。
巨躯は走り、黒煙は舞い、燃え盛る戦火はまるで昼が如く夜を照らした。
敵味方は乱れに乱れ、旗印無き者は味方に討たれる事さえあったという。
ファーナル領兵団は攻城兵器阻止のため出撃、エルダーグランの侵攻はすでに怒涛の如き勢いで進み
第一城壁を今にも崩さんとしていた。
攻城兵器に対して一時的な足止めを行うも第二城門防備のため撤退。
この時点で、すでに当団の兵数の4分の1が死傷により戦列に立てない状態となっていた。
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ゼルフォルトは自らの力を渾身に練り込み攻城兵器の足止めを行うが
それもどれほど持つかもわからない。
背後の仲間は言う。
「最早潮時、一度態勢を整えましょう」
是非の判断のうちにも一人、仲間が倒れる。
撤退せよ。
彼が氷柱で道を拓き場内へ戻る。
カーライル、エリオット。彼らを外へ置いてきてしまった。
次の戦いに備えねば。
激しさはきっとまだ留まらない。
その足取りはひどく重たかった。
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お借りしました
滅ぼし炎さん「pixiv #73124885 »」
アルフォンソさん「pixiv #72938023 »」
カティル君「pixiv #73317521 »」
はがねずみ族のチャチィちゃん「pixiv #72937855 »」
破壊槌「pixiv #73316262 »」
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半里の領主ゼルフォルト「pixiv #72956916 »」