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Artist's commentary
H&K HK11E
G3ベースの軽機関銃であるHK21Eをより軽便に扱えるよう登場した派生型が、このHK11Eであります。
長距離用のアイアンサイトや交換式銃身といった構成は変わりませんが、HK21Eの一大特徴であるベルト給弾機構は省かれており、通常のG3と同じ箱型弾倉によって給弾するようになっているのが特徴です。
逆に言うと両者の相違点はそれだけで、HK21Eに装着されている送弾用のラチェット機構や弾薬箱吊り下げ用フックをひとまとめにした給弾モジュールをカポッと取り外してマガジンハウジングを装着するだけでこのHK11Eに組み替えることができるようになっています。
ここまでくると実態としては「ちょっと豪華なサイトがついてて銃身も交換できるアサルトライフル」という感じで、こんなふうに中倍率のスコープを載っけてマークスマンライフルっぽく使ったり、ドラムマガジンなんか付けちゃったりして軽く弾幕張ったりといろんな使い方ができそうでなかなか便利な鉄砲なんでないかと思います。
それにしてもG3系列のマシンガンは長物銃のデザインのひとつの到達点なんじゃないかってくらいに得も言われぬ独特の魅力があってもーほんとカッコいいです(ㅅ´ ˘ `)
二十年以上も昔、AR-18のガスガンで著名なJACというトイガンメーカーがHK21の製品化をアナウンスして、ホビーショーにモックアップまで展示したことがあった(という話を古本屋さんでGun誌を漁ってて見つけた)んですが、結局発売されることなくJACも消滅し、結果幻の銃となっているようです。なんで?(血涙)