Artist's commentary
黒王の嫉妬
「マスターーーっ!!」
何やら声を荒げながら、こちらに向かってくるのはアルトリア・ペンドラゴン(オルタ)である。(以下セイバーオルタ)
セイバーオルタ「貴様、一体どういうことだ!あの突撃女がマスターと二人きりで一晩明かしたと鼻高々に自慢されたぞ!」
どうやら邪ンヌがこの前の夜の事を、セイバーオルタに話したらしい。
「あの勝ち誇った顔でひたすら自慢されるとは、なんたる屈辱だ。ほんとなら私が先にしてだな…ブツブツ」
余程邪ンヌに先を越されたのが悔しかったようだ。ところで、その衣装着てくれたんですね、似合ってます、王。
「…ふん、今更おだてても機嫌は直らんぞ。だが中々動きやすくて悪くない。」
ある特異点で出会ったセイバーオルタが着ていた服だが、ダ・ヴィンチちゃんに発注して、こちらのセイバーオルタにプレゼントしたのだ。
「なんだニヤニヤして…。さては貴様、プレゼントをしてサンタにでもなったつもりか。トナカイの分際で…。
やはり一度貴様には教育する必要があるようだな。よし、マスター今から私の部屋にこい。」
そう言うと半ば強引に連れていかれる。
部屋に着くとさっそく…
「よしマスターそこに寝ろ」
言われるがままベッドに横になる。そして考える間もなく、セイバーオルタは自分の体の上に跨ってきた。
「安心しろ、殿方を喜ばせる術は身につけている。」
これは…やはり…。
「いいか、貴様は世界最後のマスターであり、私のマスターだ。許可なく他の女性サーヴァントとねんごろになるなど許さん。」
やはり邪ンヌとの事を気にしていて、嫉妬しているみたいだ。
そしてセイバーオルタは自身の服をめくりあげると、肌が白くて綺麗な身体が現れる。
あまりの綺麗さに視線はその身体に釘付けになってしまった。
「むっ…そう黙ってじろじろと見るな、少し…恥ずかしいではないか」
思わずその美しさに見惚れてしまった。ここまで強気で進んでいただけに、ここで照れてるとこが可愛い。
それにしても邪ンヌや別のアルトリア(槍)と違い、幼さを感じる身体に妙に背徳感を感じざるを得ない。
大人びた雰囲気はあれど、やはり身体はまだ未発達だ。特に胸が…。
「おい…貴様、今よからぬ事を考えたな?貧相な体だといったな?」
いってません!いってません!胸は邪ンヌよりは控えめだなって思っていません!
「……。やはりこれは厳しくしつける必要がありそうだな。貴様が根を上げるまでとことん付き合ってもらうぞ」
口を滑らせ、邪ンヌのときのように攻守逆転は望めない。
こうしてセイバーオルタと一日を過ごすのであった。
■前回の続きからくるセイバーオルタ編です。新宿セイバーオルタの衣装が可愛かったので今回描きました。
この衣装でセイバーオルタ使えるようにしてほしいですね。
ちなみにステイナイトのセイバールートクリア直後から、セイバーがfateの中で一番好きなキャラになりました。エンディングよかった(ノД`)・゜・。
今回は話の流れ的にオルタだけど、青王もいずれ描きたいです。
そういえばジャンヌ強化がきて嬉しい!
ムーンキャンサークラスの追加による特攻や宝具も使いやすくなってジャンヌ好きには嬉しいところ、やったね!