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Unapproved in three days ()Artist's commentary
闇の西ダジ
西絹代は全て自分が作ってきたものだ
ダージリンは全て受け継いできたものだ
「ダージリン様の中の闇」
・ダージリン、17歳、聖グロリアーナ女学院、戦車道の隊長
・趣味は紅茶、格言を言うこと。
・落ち着いていて、大局観があり、後輩から尊敬され、すでに大人の女性と思える。
・全てを手に入れているように見えるが、彼女のモノは一つも無い。
・戦車も、戦い方も、名言も、紅茶も、地位も、全て過去から受け継いできたもので、彼女自身のモノは何一つ無いのだ。名前さえも。
・だからダージリンは、愛した女の首を締める。この世でたった1つの自分だけの所有物。誰かから与えられたものじゃないモノ。それを確認するために。
・自分の手の中で、相手の血液の鼓動を感じ、体温を感じ、もがき苦しむ姿を感じる。そうすることによって、ダージリンはこの生命は今自分の所有物になっている、と考える。
・駄目な事だとわかっていても、理性で止める事が出来ないのは、それがダージリンの、本能的な衝動にまで食い込んでしまったから。
・普通なら最初にやった時点で相手から拒絶されるが、聖グロリアーナ女学院に、ダージリンに逆らう女は誰もいなかったのだ。
・そのせいで、ダージリンは愛と性欲と首絞め衝動が同じになってしまった。
「ダージリンから見た西絹代という存在」
・2年生で、先輩を倒し隊長に、受け継いできた伝統を破壊し、新たな時代を創造している存在。
・自分のバイクを持ち、港区出身で、自分の意見をハッキリ言う、笑う、泣く、怒る、ダージリンとは全く違う存在。
・戦車道では聖グロと比べると全然弱くて、貧乏で、負け続けているのに、本当に楽しそうだ。
・OG会、学校、親、スポンサー、あらゆる目から晒され、一つのミスでも処刑台に吊るし上げられる聖グロ隊長と比べると、
西絹代は隊長なのに失敗しても間違えても負けても、実に楽しそうに生きる。
・それがダージリンが西絹代に興味を持った原因である。自分と西絹代を比べた時に生じた嫉妬、憧れ、現状の自分の立場への失望。
・西絹代は純粋である。弱いが純粋な気持ちのいい青空のような心を持っている。宝石で言えばダイヤモンドだ。透明で、輝いて、そして脆い。
・ダージリンは自分が鉄の女であることを理解している。輝かず、硬く、重く、冷たい。西絹代とは全く異質の存在。
・ダージリンは西絹代を好きなのだ。この世の汚泥を全て飲み干してきたダージリンは、純粋無垢な西絹代に憧れてしまった。
「破壊衝動」
・西絹代と付き合っていくうちに、どんどん自分の心に、ある衝動が膨れ上がっていく。
・この、純粋で眩しく、美しい心を持ったこの女は、私の闇を受け入れてくれるのか?
・私の本性を打ち明けた時、私は拒絶されるのか?受け入れられるのか?
・頭脳明晰で賢く大局観を持っているダージリンは結果を予測できる。経験からいっても、拒絶されて、終わり。
・その度もう二度と本性を出さないと誓うが、また新しい恋人を作るたびに、衝動を抑えきれなくなる時がくる。
・しかし、西絹代は、ダージリンにとって眩しすぎた。光が強ければ闇も強く濃く残る。
・ダージリンは西絹代を部屋に呼んだ。自分自身ではもう止められない。別れたくない、捨てられたくないが、抑えられない。我慢出来ない。私は狂っている。
・彼女をベッドに誘い、首を絞めた。
「西絹代から見たダージリンという女」
・第一印象は、「白い肌、青い目、透き通った金の髪。きれいだなぁ。うつくしいなぁ。」
・戦車道の先輩として尊敬し、憧れ、経緯を払う存在。
・なんどか交流する内に、ダージリンの弱さに気づく、西絹代は問題児ばっかりの知波単幼稚園のお姉さんやってるので、人間の心に無関心では務まらないから。ちゃんと人の心を見抜く力がある。
・ダージリンを守りたい。自分は年下だけど、戦車道も勝てないけど、この弱くて、柔らかいダージリンを私が守りたい。と思うようになる。
・よくわからない名言を言うのもきっとダージリンが自分自身を守るためなんだと、自分の言葉を使わないのは、ダージリンが自分を攻撃されたくないからだと西絹代はなんとなく思った。
・私には見せてくれるのだろうか?本当のダージリンを、聖グロリアーナ女学院の戦車道部隊の隊長ダージリンでは無く、ただ一人の女としてのダージリンの真実を。
・徐々に親密になって行き、デートを重ね、告白はしていないが、恋人のような関係になってから数ヶ月目、ダージリンに部屋に呼ばれ、ベットに誘われ、首を締められた。
・泣いている。ダージリンが泣いている。なぜ?わからない、でもダージリンは悲しそうだ。泣かないでダージリン。私は貴方を拒絶しない。貴方を嫌いになったりしない。
・ダージリンの衝動を受け止める度に、私の体は傷つき、ダージリン自身も傷ついている。
・きっとこれがダージリンの愛情表現なのだ。それならそれでいい。私はダージリンの全てを受け入れよう。愛そう。
・私はダージリンが好きだ。強くて、美しくて、弱くて、悲しい女。
・私がいる限り、ダージリンはもう泣かない。それだけで、それだけでいいじゃないか。