Artist's commentary
影狼おねショタ事後
目を覚ませば既に日は高く、窓からは暖かな陽光が差し込んでいた。
そっと体を起こし、隣で寝息を立てる少年の頭を撫でる。
あどけない寝顔を眺めながら昨日の夜の事を思い返すと、心臓が警鐘のようにズキリと疼いた。
人間の、しかも年端も行かぬ童子相手にああも情欲に屈するとは
自分の事ながら呆れ果て、ものも言えない気持ちになった。
それでも身体の奥の方で燻るように残る熱は未だに思考を鈍らせ
後悔と自己嫌悪と僅かな高揚感が溶け合ったような甘苦い気分に浸る。
「・・・影狼お姉ちゃん?」
少年に自分の名を呼ばれ、ふっと我に返る。
心臓がドクドクと大きく鼓動を叩きつける中、できるだけ平静を装いながら
優しく声を返す。
「ごめんね。起こしちゃったかな? まだ眠たい?」
少年も昨日の事を思い返したのだろうか。
顔を真っ赤にしながら「大丈夫」と消え入りそうな声で返事をする。
ダメだ。可愛い。私が大丈夫じゃない。
(この後軽く意地悪するつもりでおはようのキスを迫ってみたら
逆に押し倒されて滅茶苦茶以下の文章は省略されました)