Artist's commentary
『血』と『魂』の二重螺旋
割内タリサ先生著の『異世界迷宮の最深部を目指そう7巻(http://amzn.to/29f6yWa)』がオーバーラップ文庫から発売されました!
今章ではこの少女に起こっている事がweb版から大きく変わっていますので、併せて楽しんで頂けたらなと思います。
個人的には高解像度で裸足裏が描けて大勝利です。
■「小説家になろう」で連載中の小説です。こちらは無料でご覧頂けますので、お試しの方も是非どうぞ!
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イラスト注釈(本文ネタバレ注意!4章完結後推奨です)
◆ワイスを構成する「ハインの死体+渦波(陽滝)の血+その他多くの死体」を現代生物学風に訳してDNAの二重螺旋構造→二重螺旋構造の階段を落ちるワイスを俯瞰気味に描くつもりが…上手く入らず記号的にデフォルメ。分かりにくくなってしまいましたね…。
◆ワイスが両手に持っているのはハインが着ていた制服の外套。
◆恒例の花言葉のコーナーは鬼灯の『偽り』『ごまかし』『欺瞞』『心の平安』。ハインの再誕の失敗作であるワイスの暗喩です。
◆鮮烈な橙や心臓形なども象徴的で、お盆に霊を迎え入れる際の提灯に見立てられるのも死者であるハインの魂を想起して面白いかなと。
◆透け鬼灯の外側=ハイン、中の実=ワイス。地味に「ハインの外套を被ったワイス」と意味が重複し強調されています。
◆散らばった鬼灯=ワイスの材料になった「その他多くの死体」。いくつか枯れたものも。
◆螺旋の中心に立つカナミ=材料元 これのせいで狂った
◆性的アピールが若干露骨なのも、実は閲覧者に「この人物はワイスかそれともハインか」という問いを投げかける為でもあります。
決して、決して私がただ単に生足を描きたかった訳では…!