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Artist's commentary
形而上蹂躙
何もかもが至高で何をやらせても崇高。何があろうと揺るぎなく何であろうと敵わない。そういう私以外を絶対に許さない誰かがいた。いつからそこにいたんだ?入ってくるならノックをしろって言ったのに。そもそもどこから入ってきたんだ?ここにはドアも窓も通気口もないってのに?ああそう、普通に入口から。そう、そうだね。私が間違うはずがないじゃないか。だからそれは違うんだよ、そんなことは許さない。大概にして欲しいね、苦し紛れは見苦しいだけだよ。なんだその仏頂面は。遥か下から見下ろした所で腕が疲れるだけだよ。何?なんだその評価は。おいおい、私以外の存在は私を称賛し畏敬し神格化するためだけのものだぞ。笑えない、ふざけないで欲しいね。お前らに人格なんてないんだ。趣味や嗜好の差異すら関係ないんだ。至高なのは私で、崇高なのは私で、私なんだから、当たり前じゃないか。