Artist's commentary
重巡リ級親密度上昇(研究番号リ-56110)
リ級たちとの共同生活実験が始まって10日が過ぎた。すでに簡単な意思疎通まで実現していた私とリ級は新たな実験というよりもさらなる親密度の上昇を目的として、とにかく感情(性欲)に身を任せて日々を過ごしているところだ。マンツーマンでの共同生活事例では見られない新たな発見や進展が、リ級研究班の評価を押し上げているという話もちらほら聞く。ついでに、俺も被験者に応募しておけばよかったなどという悔し涙つきの愚痴を聞かされるのも相変わらずだ。
それはともかく、このふたりのリ級が、いつでも同じタイミングで私との性交を求めることがいよいよはっきりしてきた。最初は、これまでの各種実験でいつも一緒にいた刷り込みではないかと考えられていたのだが、一方のリ級が別の行動をしているときでも、もう一方のリ級が性交目的で近寄ってくると、離れていたリ級がまるで申し合わせたかのように寄ってくるのだ。ゆえに性交は必ず3Pとなる。私達の研究班の成果は、実はこのリ級の行動様式によって得られたものでもある。
さて、これ以外にもリ級の様子に変化が見られ始めたことは、先日の報告書にまとめたとおりだ。簡単に言えば彼女らは性交中に限り、私の「上」にポジションを取ろうとするのだ。それは位置関係という意味であり、立場という意味でもそうだ。私の感覚で喩えるならば、いわゆる姉御肌という感じで、自分がリードする立場でいることが気に入っているらしく、体位の変更や全体の流れも基本的には主導しようとするのだ。とはいえ、騎乗位で乗られていようとも、敏感な身体を持つリ級はこちらが攻め始めれば即座に性感に震える可愛らしい姿を見せ始め、立ち位置は簡単に逆転してしまう。考えにくいことではあるものの、そういう攻めの演技をすることを覚えた可能性もあり得る。もしそうだとすれば、リ級が何を目的としてそういった演技をするのか、これを直接探りだすことが私の次の目的となる。今夜からの4連泊は濃い内容になりそうだ。
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◆後半2枚は文字なし差分です。あと旧リ級担当は闇堕ちしたらしい