Artist's commentary
【百合】拘束ネギトロ
【pixiv #42838778 »】
↑約一年前のネギトロ絵(R-18)をリメイクのつもりが全く違う絵に。背景はフリー素材を使わせて頂きました。しかしこのアームバインダーどういう構造なのか考えてない。以下キャプションSS。(長いです)
皮素材の軋む音が狭い部屋の中で鳴る。
日が落ちかけた夕暮れ時、私とルカ姉は後ろ手に固められた腕を必死に左右に振りながら、快楽の底に浸っていた。ギチギチに締められたアームバインダーの拘束は私達に一切の行動を許さず、顔面に取り付けられた口枷や、性感帯に仕込まれた玩具も取り外すことはかなわない。
加えて、私達は乳首のピアスに繋がれていて、身体をお互い密着させていないと乳首が引き千切れてしまう状態。密着していても、どちらかが少しでも身体を動かせば両者に快楽的な刺激が走る。
ルカ姉と私を締め付けるアームバインダーは、手の尖端からリードによってベッドの主柱に括り付けられていて、私はその反対側である扉の蝶番に括り付けられている。それによってお互い身体を密着させるのは実際ギリギリであり、私もルカ姉も限界まで腕を捻り曲げ、身体を密着させている。
離れれば乳首ピアスが、近づけばより拘束の締め付けがキツくなる。そしてお互い喋ることも出来ない。私達をそんな状態にして、マスターは何処かへ出かけてしまった。
部屋を出る際にマスターは私達にワイヤレスのヘッドセットを装着して行ったけど、私の予想ではコレはマスターのスマートフォンに繋がっていて、私達の喘ぎ声や呻き声を出かけた先でも聞いているのだろう。
自分の状態とも重なって羞恥心が増加し恥部が熱く跳ね上がる。
「ンブゥ…ッ!…ウ…」
『ウーーーッ!』
溜まらず我慢していた声が漏れて、額に汗が滴り身体が跳ねる。その振動がピアスにも伝わりルカ姉の乳首を刺激する。お互い顔を真っ赤にして瞳が重なる。
ルカ姉の顔は既に蕩けいて、半分開いた目が虚ろに私の方を見つめている。その表情は何かを求めているようで…身体を左右に揺らしながら必死に訴えていた。
どうやら玩具を股間に仕込まれているのは私だけのようで、ルカ姉には仕込まれていないようだ。ルカ姉の状態は、散々乳首を弄られているだけで絶頂には遠く及ばないおあずけの状態。そしてそれももう限界のようだった。
『ウーーー…』
突然ルカ姉の顔が私に急接近する。一瞬視界が薄暗くなり、ルカ姉の閉じた目の睫毛が私のまぶたに微かに触れる。それと同時に口枷と口枷が擦れる硬い音と、ふんわりとやわらかい感触が私の唇に触れた。5秒ほどの僅かな感触だったが、何をされたかはすぐ分かった。
顔が離れると、大きく糸を引いたよだれが私の口枷からツーっと伸びて、ルカ姉の口枷に繋がって伸びているのが見えた。一瞬満足気な表情を見せたルカ姉だが、一瞬でそれは崩れた。
『ウー…ンブゥ…』
「ンバブゥ…」
まだ足りないと、そう聞こえた私は了承の合図を出した。そして再び、よだれに塗れたルカ姉の口と、同じくよだれに塗れた私の口が重なる。今度は長く、何回も何回も口枷が擦れる固い音が鳴り、ベタベタに湿った唇をお互い重ね合わせて呼吸が交じり合う。
締められた腕を左右に振り、軋む皮の音と鈍い拘束具の金属音、漏れる快楽の声と荒い呼吸、そして甘美な唾液の味が身体の全てを支配して、私達はその行為に夢中となった。
長い長い唇の接触を呼吸管理のため一度離すと、先程糸を引いてたよだれは更に数を増やし肥大化して、私とルカ姉の唇を繋いでいた。
「フ…フゥヴ!!…ンブウウウゥ!!」
『ンマゥゥゥゥウウ……!!
同時漏らす快楽の声。そして今度は了承も何も無く唇を重ねる。それは夕暮れ時から夜の終わりまで続き、マスターが帰ってくるまで続けられた。
長時間に渡り録音された私とルカ姉の喘ぎ声と呻き声は、どうやら「歌」としてアップロードされるらしい。どういった形で投稿されるのかは知らないけど、ルカ姉と過ごしたあの一夜が記録されるのは正直嫌ではない。
ルカ姉と私の甘く妖艶な夜の二重奏、再生数が伸びるといいな。