Artist's commentary
「ヤヤちゃん」
「なる///どうしたの?急にくっついてきて///」 「えへへ、ヤヤちゃん温かそうなんだもん」 「なる///」 「ヤヤちゃん///」 「……///」 「ヤヤちゃん?」 「え?///」 「ヤヤちゃん、どうかした?」 「べ、別に、何でもないけど……///」 「そう?いやーそれにしても暑いね」 「ホントよね……あっ!ううん、別に暑くないけど??///なんで?///」 「だって今普通に夏だし31度もあるし、冬服だし……ヤヤちゃんとくっついてるし」 「なっ!?なるは私とくっついてると暑苦しくてイヤなの!?///」 「え?ううんそうじゃなくて、とにかく気温が高いからさ」 「え?ああ、気温ね///確かに暑いわよね///」 「でしょ?あんまり無理しなくていいんだよ?」 「は、はぁ?ぜんっぜん無理してないんだけど?///」 「なら良かった、今私とても幸せだよ?」 「なる///私も幸せ///」 「けどヤヤちゃんのポケットの中すごく汗っぽいよ?」 「え!?マジで!?///ご、ごめん、汚いよね?///」 「ううん、しっとりしてて気持ちいいよ?」 「/////な、なるがそう言うなら///こ、このままでもいいけど///」 「そういえば何で夏なのに冬服着てるの?」 「な、なるが夏服にしてないから///私が夏服着てたらなるが浮いちゃうし///」 「えへへ、ヤヤちゃん優しいね」 「べ、別に?なるを守るのが私の使命だし?///というか何でなる夏服にしないの?」 「えー?特に理由は無いけど、何となくかな」 「そ、そう……///二か月以上前からずっと言ってるけど、そろそろ冬服おしまいにしない?///」 「や」 「な、なんで?///」 「だって夏服にしたらヤヤちゃんが手を入れるポケットなくなっちゃうじゃん」 「な、なる……///もしかして私のために?///」 「うん、えへへ」 「だ、だけどなるが熱中症になっちゃうよ///」 「たぶん大丈夫だよー」 「いや、だけどさ///」 「ヤヤちゃん?」 「どうしたの?なる?///」 「ヤヤちゃんはどうしてポケットにいつも手を入れているの?」 「それは、なるの手をいつでも温めてあげられるように、だよ///」 「でしょ?なら冬服じゃないとポケット使えないじゃん」 「でも、夏だし別に平気じゃない?///温める必要なくない?///」 「……ヤヤちゃん……」 「え、なに?なる///」 「ヤヤちゃんは夏だと私を温めてくれないんだ……ふーん」 「え!?い、いや!そ、そうじゃないの!そうじゃなくて///」 「ならなんなの?」 「えと///あの、夏服でもスカートとか胸ポケットあるし///」 「触っちゃうよ?」 「え///なる///そ、それは、その……///公共の場では不自然だから///二人きりの時ならいいけど///」 「だったら冬服だよね?」 「え、っと……///あーもう!///冬服でいいわよ!///」 「えへへ、ヤヤちゃん大好き!」 「な、なる……///わ、私も、すき///」 「ねぇ、ヤヤちゃん?」 「なに?なる///」 「暑くないの?ヤヤちゃん髪の毛長いしもっさりしてるじゃん?暑くないの?」 「あ、あついけど?///でもなるのためだから///」 「えへへ、嬉しい」 「な、なるがよろこんでくれるなら、わたしは……///」 「ねぇ、ヤヤちゃん?」 「ほえ?///どしたのなる?///」 「ヤヤちゃんの汗良い匂いだよ?」 「そ、それってせくはらじゃない?///なるだからいいけど///」 「えへへ」 「なる///」 「ねぇ、ヤヤちゃん?」 「なになる?///」 「私は髪の毛短いからまだ全然暑くないんだけど?」 「え///そうなの?///」 「何でヤヤちゃんは一人で暑くなってるの?」 「え///そ、それは……///」 「ヤヤちゃんは私を置いてきぼりにしてもいいんだ?」 「そ、そんなことないわよ///なるをひとりになんてしないしいつまでもはなさないわよ///」 「だったら私も熱くしてよ?」 「え///ど、どうしたらいいの?///」 「ちゅーして?」 「え!!!!!!!!!!!!!!!!!!?????????で、でも///」 「やなの?」 「いやなわけないじゃん///」 「じゃあして?」 「え、でもでも///」 「頭の回転が鈍ってる時くらいじゃないとヤヤちゃんヘタレだからしてくれないもんね」 「へ?へたれじゃないわよ///」 「いいから早くしてよ」 「は、はい///」