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Artist's commentary
ツバほの神話。
「ツバほの神話」
ことりと海未に大切に守られてきた太陽のような娘・穂乃果を、王者ツバサが見初め攫っていってしまう、というのが広く知られる「ツバほの神話」の一幕です。
これは、ギリシャ神話における豊穣神デメテルと海神ポセイドンの娘(※一説による)であるペルセポネ(コレー)を、冥王ハデスが攫うという話に相当します。
ペルセポネは「目も眩むほどの光」という意味なので完全に穂乃果と合致しますね。
このツバほの神話をギリシャ神話になぞらえて考えていくと、色々な符合点が出てくることがわかります。
略奪後
攫われた穂乃果はツバサから大変丁重に扱われるも、自らの意思で来たわけではない為ツバサからのアプローチにはなかなか応えず、その後説得に来たμ'sたちにより、ツバサの元から帰ることになるのですが、別れ際にツバサから送られたザクロの実(要深読み)を食べた(要深読み)為、週2~4日の頻度でツバサの所へと自ら通うようになるのです。
デレ期と音ノ木坂の冬
最終的には穂乃果の方が、他の子にもいい顔をするナチュラルボーンアイドルであるツバサに嫉妬したりと、どんどん深みにハマっていきます。
穂乃果がツバサのところに行ってる間、残されたことりが荒れに荒れて「ホノカチャンがいないならアイドルやらない!μ'sやめる!」と言って引きこもってしまうとかなんとか。この時期のことりと海未の放つ負のオーラは凄まじく、太陽のいなくなった音ノ木坂、すなわち冬の到来と言われています。
(民明書房刊『神話史からみるツバほの神話』より)