Artist's commentary
「セーラ~、帰ったで~」
「んあ?おう竜華、一か月ぶり、っっ!?」 「んー?どしたん?」 「あ、いや、お前が髪ポニーにしてんの珍しいな思て……」 「うん、また暫くシズちゃんに逢えへんから髪型真似てみたんよ」 「ふーん、まあ似合っとるで?か、かわええんとちゃう?」 「そりゃ当然やろ、シズちゃんの髪型やもん♪」 「いや、お、お前が、可愛いって、ことやねん」 「せやろか?おおきに」 「つ、つーかお前髪はええけど何やねんそのジャージ?」 「これ?シズちゃんにもろてん、羨ましいやろぉ!?」 「や、羨ましくはないけど、何でスカート穿いてんねん」 「いやー流石に丈あわんもん、しゃーないやん」 「高鴨さんは穿いてへんやん!!ならお前だって穿かないのが礼儀ちゃうんか!!?」 「え、せ、セーラ?」 「ホンマに高鴨さんが好きならお前も同じことができるはずやろ!憧だって服交換したときスカートなんか穿いてへんかった!どう考えても丈が合わんはずなのにやで!?やのにお前は散々高鴨さんが好きとかほざいといてその様か、ああ!!?」 「な、何熱くなってんねん、スカート穿かな見えちゃうやん」 「別にいつも脱いでろ言わんて。だけどここには俺とお前だけやろ?せやからぁ!」 「……セーラ、アンタまさか」 「っ!?あ、いや!今のはその……」 「まさか私にシズちゃんを照らし合わせて妄想しようとしてへん?」 「は?」 「お前私のシズちゃんで妄想しようとしてるんやろ!?」 「いやいや、何でそんな結論に至んねん!?」 「私を少しでもシズちゃんの姿に近づけてふしだらなことしようとしてんのか、最低やなお前!リアルでも妄想でもシズちゃんメチャクチャにしてええのはウチだけやねん変態ゴミ虫がぁああ!!!」 「お前みたいな変態とちゃうねん、んなことするかクソボケぇっ!!俺が好きなんはっ、……クソがぁっ!!何でこんなクソ虫に……!」
もいっこ、完 ■1/9 ランキングどもです